
【導入事例】
京都市小学校PTA連絡協議会
はぐくみ委員会様主催

やる気・自己肯定感・不登校——保護者が本当に知りたい3つに、コーチングで応えました
学校コーチングプロジェクトの保護者向け講演会を導入いただいた、京都市小学校PTA連絡協議会 はぐくみ委員会様(令和6年度 はぐくみ全市交流会)での実施報告です。
講演の内容と、当日の様子をお届けします。
| 実施研修:「親子のきずな 笑顔の未来」保護者向け講演会 |
◉ プログラム概要
| 対象 | 京都市立小学校のPTA関係者※ |
| 講演名 | 親子のきずな 笑顔の未来 〜子どものやる気スイッチONの仕方、 自己肯定感の高め方、不登校などについて〜 |
| 実施回数 | 全1回 |
| 実施方法 | 講演会形式 ひと・まち交流館 京都にて |
| 教材 | 講演資料(PDF配布) |
| 実施体制 | 講師1名 (一般社団法人日本親子コーチング協会 代表理事 原 潤一郎) |
※京都市小学校PTA連絡協議会様は、会員数約45,000世帯です。 はぐくみ委員会は各支部代表16名で構成され、月1回程度の会議・学習会を通じて子育てやPTA活動について学び合う専門委員会です。
◉ プログラムが目指したもの(講演のねらい)
「保護者が本当に聞きたいことを、そのまま話してほしい」
——ご依頼は、そんな明確なリクエストから始まりました。
京都市小学校PTA連絡協議会はぐくみ委員会の皆様には、事前に委員会内でアンケートを実施していただき、「話を聞いてみたい」という声が多かった上位3テーマを抽出しました。
「子どものやる気スイッチONの仕方」「自己肯定感の高め方」「不登校」の3つを、コーチングとアドラー心理学の視点で一本につないでお話させていただくことが、本講演のご依頼内容であり、設計の出発点です。
やる気・自己肯定感・不登校というテーマは、一見バラバラに見えて、実は同じ土台の上にあります。
・「子どものやる気」は、外から入れるものではなく、内側から引き出されるものです。
・「自己肯定感」は、まず親自身が自分を大切にすることから家庭へ広がっていくものです。
・「不登校をはじめとする悩み」は、誰が悪いかではなく、この先どうなったらいいかに目を向けることで、次の一手が見えてくるものです。
これらは、「原因」ではなく「目的」に目を向けるという視点であり、アドラー心理学の目的論といわれる考え方です。
この目的論という考え方を軸に、3つのテーマを一つの物語としてお届けする構成としました。
◉ 講演の構成(当日の流れ)
講演の最初にお伝えしたのは、「コーチングとは何か」についてです。
コーチの由来は、人を目的地まで送り届ける「馬車」。
コーチングは単に技術を教え込むものではなく、目標を共有し、対話を通して寄り添っていくためのコミュニケーションスキルです。
まずはこの基本の姿勢を、参加者の皆様と共有することからスタートしました。
講演の流れ
① やる気とは?
一時的な「テンション」と、続いていく「モチベーション」の違い
② 原因論と目的論
「何故できないのか」から「どうなったらいいか」へ
③ 幸福の3条件
親も子も、満たされて過ごすために必要なもの
④ 不登校に関する調査から
データで見る、いまの子どもたちの状況
⑤ シャンパンタワーの法則
自分を大切にすることから始まる幸福の波及
⑥ 脱・ママのパパ化
家庭内での役割と関わり方を見つめ直す
⑦ LOVEワードと地雷ワード
子どもに届く言葉、子どもが閉じてしまう言葉
⑧ 子どもと過ごせる残り時間
いまこの時間を、どう関わるか
◉ 講演で大切にしたこと
本講演では、保護者の皆様へ向けて、特に次の2つのテーマを軸にお話ししました。
・まず、親自身が自分を満たすこと(子どもの笑顔の土台づくり)
・今日からご家庭で実践できる言葉がけ
なぜ「親自身が自分を大切にすること」がスタートラインになるのか。
捉えにくい幸福の流れを今回は「シャンパンタワー」の構造に見立ててお伝えし、その上で、今日からすぐ使えるお子さんへの声かけへと落とし込んでお話しました。
親自身が満たされていることが
子どもの笑顔の土台になる
「自分から周りへ幸せが広がっていく流れ」を、とても分かりやすく表現しているのが、グラスをピラミッド状に積み上げる「シャンパンタワー」のイメージです。
日常とは離れた例えに聞こえるかもしれませんが、その「仕組み」に注目していただくことで、やや抽象的で捉えにくい「幸せが広がっていく構造」を、イメージしやすくお伝えするために、シャンパンタワーに見立ててお話させていただきました。
シャンパンタワーは、1番上のグラスに注がれて溢れた分が、自然と2段目、3段目へと流れていきます。
この「満たされたものが、自然と広がっていく仕組み」が、人間関係にとてもよく似ているのです。
一番上のグラスは「親である自分自身」。
まずは自分自身を大切にし、ゆとりや笑顔で満たすこと。
そこで溢れ出た幸福感が、子どもへ、家族へ、友人へ、さらには地域へ、社会へと自然に波及していきます。
親が満たされていることが、子どもの笑顔の土台になるという、アドラー心理学をベースとした大切な考え方です。
ご参加くださった保護者の皆様に、まず「自分自身を大切にしていいんだ」と感じていただけるようお話させていただきました。

今日から実践いただけるよう
日常の場面に落とし込んだ「声かけ」をご紹介
日々のやりとりでそのまま使える「実践的な声かけ」についてご紹介しました
どれだけ理論を知っていても、家庭の中で使えなければ意味がありません。
そこで本講演では、「こんな時、なんて声をかけたらいいの?」という子育ての中で実際に起こるリアルな場面に合わせて、言葉の選び方をご紹介しました。
ポイントは、子どもの心を開く「LOVEワード」と、子どもの心を閉じてしまう「地雷ワード」の違いです。
毎日の何気ないひと言を少し変えるだけで、親子のコミュニケーションは驚くほどスムーズになります。
会場は終始なごやかな雰囲気に包まれ、大きな笑いや「なるほど!」と頷く声があふれる、あっという間の時間となりました。
| この講演でご参加の皆様お届けした(お伝えした)価値・学び 子どものやる気の引き出し方 ・ どうなったらいいかに目を向ける視点(目的論の考え方) ・ 親が自分自身を大切にする習慣 ・ 子どもに届く言葉選び |
◉ ご感想
本講演の開催にあたり、主催である京都市小学校PTA連絡協議会 はぐくみ委員会様の会報および公式サイト活動記録にて、当日の様子やご感想をご紹介いただきました。
ご参加いただいた皆様のリアルなご感想や、講演の空気感がとてもよく伝わる内容でしたので、一部抜粋してご紹介いたします。
ご感想(会報および公式サイト活動記録より抜粋)
子どものできていないところを知らず知らずのうちに口にしていたり、子どものために、と先回りして話を進め、子どもの気持ちに届いていなかったり、自分の行動を振り返って気づかされることがたくさんありました。
親の考えを押し付けるのではなく、子どもの話をもう一歩先まで聞いて、コミュニケーションできるといいなと思いました。とても貴重な時間になりました。
内容も興味深く、あっという間に終わったという印象でした。これからを生きる子どもたちの未来が笑顔でいっぱいになるように、まずは自分から自己肯定感をもっと上げていきます。
さらに、会報や公式サイトでは、当日の熱気についてもご紹介いただきました。
親はコーチングを学び活かすことで、子どもとのコミュニケーションを円滑にし、親子の信頼関係をより強固にできるとお話をされました。
原先生の現実の事象をもとに今日から実践できるコーチングのお話は、笑いやなるほどといった感嘆の声も聞かれ、参加者にとって大変実りのある講演となりました。
講演会後の質疑応答でも非常に鋭い質問に対して、原先生が丁寧にわかりやすく回答され、親子のコミュニケーションについてより理解を深めることができました。
講演後には質疑応答の時間が設けられ、参加者の皆さまから具体的で踏み込んだご質問を多数いただきました。
「聞いて終わり」ではなく、自分の家庭に引き寄せて考えていただけたことが、質問の一つひとつから伝わってきました。

引用:京都市PTA連絡協議会公式サイト
◉ まとめ
「やる気」も「自己肯定感」も、外から与えるものではなく、子どもの内側にあるものを引き出していくものです。
そしてその土台には、親自身が満たされていることが大切です。
事前アンケートで挙がった保護者の皆様の関心をそのまま設計に反映することで、講演は「一般論を聞く時間」ではなく、自分の家庭を思い浮かべながら聴く時間になります。
PTA活動の中で保護者同士が学び合う場は、家庭と学校の双方を支える大きな力になります。
学校コーチングプロジェクトでは、PTA大会・全市交流会・家庭教育学級・保護者会など、規模や時間に合わせた保護者向け講演会・講座を設計・実施しています。
貴団体の保護者の皆さまにも、「今日から実践できるコーチング」をお届けできることを願っています。
保護者向け講演の実施をご検討の学校・PTA・家庭教育学級ご担当者様は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
プログラム導入事例一覧
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