学校コーチングプロジェクト

児童向けプログラム導入事例

「魔法の杖シリーズ」導入事例

【導入】茨城県・林小学校
【授業】魔法の杖シリーズ
【プログラム】児童向けプログラム

【導入事例】

茨城県 S小学校

聞く・待つ・話すがきるようになり、クラス全体が変わっていきました。

学校コーチングプロジェクトの児童向けプログラムを導入いただいた、茨城県のS小学校様へ全7回の実施報告です。
具体的な内容やプログラムがもたらした成果についてお届けします。

実施プログラム:聞くことと話すことの土台を育む

◉ プログラム概要

対象学年小学2年生
プログラム名聞くことと話すことの土台を育む
実施回数全7回(月1回)
実施方法出張授業
教材ピットインカード/リズムゲーム/ボール活動 など
実施体制メイン講師1名+サポートコーチ

※「ピットインカード」とは、自分の今の気持ちや感情をイラストで可視化し、安心して自己開示できるように設計されたコミュニケーション&コーチング用のカード教材です。当法人オリジナル教材です。

プログラムが目指したもの(授業のねらい)

「もう少し人の話に耳を傾けられるクラスにしたい」—そんな思いを持つS小学校の先生方と共に、このプログラムを設計しました。

この学年の子どもたちは、

発言への意欲や自己表現のエネルギーが豊かな一方で、以下のような課題に直面していました。
・人の話を最後まで聞くこと
・ルールを守りながら関わること
・みんなで一つのことに取り組むこと

本授業では、ルールを一方的に教え込むのではなく、体験を通して自然に「感じて身につけていく」アプローチを大切にしながら、「聞くこと」「話すこと」の土台を身につけることを1番のねらいに掲げました。

そのために、子どもたちの内側から自然と力が育つ環境づくりと関わり方を徹底しました。

◉ プログラム構成(授業内容)

毎回の授業は「①ピットインカードによる気持ちの確認 → ②体験型ワーク → ③振り返り・シェア」という共通の流れを導入しました。
毎回同じリズムで授業を展開することで、クラス内に「安心して自分を表現できる環境(心理的安全性)」が確保されます。子どもたちは見通しを持てるため、緊張することなく活動に自然と集中できるようになっていきます。

授業の流れ

① ピットインカードによる気持ちの確認
② 体験型ワーク
(リズムゲーム・ボール活動・感情表現ゲームなど)
③ 振り返り・シェア

◉ 授業で大切にしたこと

授業を通じて一貫して大切にしたのは、「安心して自分を表現できる雰囲気づくり」です。
心理的安全性が確保されてはじめて、子どもたちは自分の気持ちや考えを言葉にできるようになるため、「ここなら大丈夫」と感じられる関係づくりからスタートしました。

[1] 安心して表現できる雰囲気づくり

◆「いいね」を伝え合うワーク

小さな声・普通の声・大きな声と、声の大きさをゲーム感覚で楽しみながら伝え合いました。
教室全体にあたたかい一体感が生まれ、発言しやすい雰囲気が自然と整っていきました。

◆ ピットインカードで気持ちを選ぶ時間

毎回、自分の気持ちをカードから選び、友達と共有する時間を設けました。
この繰り返しが、自分の気持ちを言葉にする力と、相手の話に耳を傾ける姿勢を少しずつ育てていきました。

[2] 「聞く」「待つ」を体感する工夫

活動の中では、リズムゲームや感情表現ゲームなど、「よく見て・よく聞いて・しっかり待つ」ことが自然と必要になる場面を意図的に設計しました。

特に印象的だったのが、ボールを使ったチームでの活動です。

ボールを持っている人だけが話す

このシンプルなルールのもとで、子どもたちは楽しみながら「聞くこと」と「待つこと」を体感していきました。
教えられたルールではなく、遊びの中で自然と身についていく——そんな学びの形がここにありました。

この授業で育まれる力
自己表現する力・傾聴する姿勢・心理的安全性の感覚・ルールを守る力

◉ 子どもたちの変化(成果)

体験型ワークを通して、子どもたちには少しずつ変化が見られるようになりました。

観点 Before After
発言
言語化
気持ちを言葉にするのが難しく、黙ってしまう姿が多かった ピットインカードをきっかけに、気持ちを少しずつ自分の言葉で伝えられるようになった
傾聴
待つ力
他の人が話している途中で声が出てしまうことが多かった 相手の話を最後まで聞こうとする姿勢が育った
子ども同士で「今は聞く時間だよ」と声をかけ合う場面も見られた
ルールへの理解 ルールを守りながら関わることに難しさが見られた ボール活動などを通じて、ルールの意味を体感で自然に理解できるようになった
クラスの
雰囲気
個々の発言が飛び交い、まとまりにくい場面があった 「いいね!」の言葉が広がり、お互いを認め合えるあたたかいクラスの空気が生まれた

最終回では、円になって一人ずつ自分の好きなことを話し、周りの友達は静かに耳を傾けました。
当初、課題に感じていた「静かに聞く」という姿が自然と育っている——その様子に、子どもたちの確かな成長を感じる時間となりました。

S小学校の先生方からは、7回のプログラムを通して、子どもたち一人ひとりの持っている良さがより良い形で表れてきた、との嬉しい実感をいただいています。

・自分の気持ちを素直に伝える力が育った
・相手の話を大切に受け止める姿勢が身についた
・教室のなかに、安心感のあるあたたかな関わりが広がった
・子ども同士で自然に支え合う声かけが生まれた

一方的にルールを教え込むのではなく、「聞く・待つ・話す」の土台が子どもたちの内側から育ったことで、最終的には学級(クラス)全体の運営にも活きる、大きな変化へと繋がっていきました。

◉ まとめ

本プログラムは、「教える」のではなく「体験を通して感じてもらう」ことを軸に組み立てたものです。

リズムゲームやボール活動、ピットインカードでの気持ちのシェア—どれも遊びのように見える時間の中で、子どもたちは「聞く」「待つ」「伝える」という、人と関わる上で大切な感覚を身につけていきました。

この7回の経験が、これから先、子どもたちが安心して自分を表現し、お互いを大切にしながら成長していくための、確かな土台として残り続ける。私たちはそう信じています。
そして、その同じ感覚を、貴校の子どもたちにもお届けできることを願っています。

ご検討の段階で気になる点、ご質問などございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

導入事例

日本親子コーチング協会が教育現場へコーチングを届ける「学校コーチングプロジェクト」が提供するプログラムは全国の様々な学校で導入いただいています。

児童向けプログラム
自分たちの言葉で、想いをまっすぐに伝える子どもたちの姿がありました。
茨城県 林小学校 様
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児童向けプログラム
「聞く」「待つ」「話す」が少しずつできるようになり、クラス全体の空気が変わっていきました。
茨城県 S小学校 様
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