COLUMN
協会コラム
PIT IN CARD(ピットインカード)の名前の由来について
自動車はどのパーツも重要で
どれかが欠けてしまうと、全く動かなくなったり
走行に支障が出てしまう
だけどそれは自動車だけじゃなくって
人間も同じかなと
いくら目的地をカーナビにセットしたところで
本体を動かすためのガソリンや電気が入っていなければ
前には進めない
だから
「明日は学校がんばろうね!」
「ちゃんと勉強してくるんだよ!」
って言ったところで
進みたいと思っても、進めない・・・
人にとってガソリンや電気にあたるものは
『気』です
「元気」「勇気」「やる気」「負けん気」などなど
ガス欠ならぬ『気欠』を起こしていたら、
なかなか走れないもの
F1レースでは同じコースを走りながらも
レース展開を読んで、仲間のいる場所に帰ってくる
その場所を「PIT」と言います
PITはこれからのレースの作戦を立てたり
ガソリンを入れたり、マシン本体の不具合を直す場所
同じチームのクルーとして
ONE FOR ALL ALL FOR ONE
想いを一つに、まさにONE TEAMとして
それぞれの役割を果たす
きっと子ども達の毎日もおなじで
「学校」「習い事」「遊び」などなどの果てに
帰ってくる場所は「家庭」です
人によっては、施設であったり
「家」だと思える場所
僕個人としては
「家」はPIT INできる場所だと
子ども達に思っていてほしい
ホッとできたり、1日を振り返れたり、
気を使わない笑顔でいられたり、やりたいことやれたり
今から始まる未来への作戦を考えられたり
そんな願いを込めてつけたのが
PIT IN CARD(ピットインカード)の名前の由来です
大人と比べてしまうと子ども達は
まだまだ言葉のボキャブラリーが少なかったりする
親「今日どうだった?」
子「まあまあ」「べつに」「ふつう」
親としては子どもの本音を知りたい
でも聞き出そうとするたびに、適当に返されていると感じて
「イラッ!」
子どもも本当は大人にわかってもらいたい
でも「ちゃんと言いなさい!」「しっかりしなさい」と
言われると「イラッ!」
本当はわかってほしいし、わかりたい!
そんな親子の気持ちのミスマッチを解消したい
「いってきま〜す」と笑顔に元気に送り出している、
たくさんの家庭をイメージしながら作ったのが
ピットインカードです
今では、800以上のご家庭や学校などで
このカードを使ってくれていると思うと本当に嬉しい!
そしてピットインカードが本になって
重版や世界7カ国でも読まれているのも
信じられないような想いです。