コーチングとはコミュニケーションのこと
ビジネスの現場で使われて、大ブームになっているコーチング。
最近ではお母さんが子育てに、先生たちが教育現場で、コーチングを活かそうという関心が年々高まってきています。
そもそもコーチングとは何なのか?
いろいろな定義はありますが、ひとことで言ってしまえば、自分自身も気づいていない「本当の気持ちを引き出すコミュニケーション」です。
コーチの言葉の由来は馬車
コーチという言葉の由来は、馬車だと言われています。
馬車は、乗った人の望むところまで運んでくれますよね。
そして、どのような道筋を通ると良いかも選ぶことができます。
ハンガリーの「Kocs(コチ)」という街で作られていた馬車の性能が良く、目的の場所へ早く連れて行ってくれる。
なので「あの人はコチの馬車みたいだね!」ということから、コーチという名前がつけられたと言われています。
現代でいうとタクシーですかね(笑)
※コーチの名前の由来は諸説あります
コーチングはタクシーをイメージすると分かりやすい
タクシーに乗ると2つの質問をされます。
「どちらまで行きますか?」(行き先)
「どのルートで行きますか?」(行き方)
運転手さんから「どちらまで行きますか?」と行き先を聞かれます。
何も聞かれずに、運転手さんが勝手に、「じゃあ、海に向けて出発しますね!」ということは、ありませんよね(笑)
タクシーに乗ったのに、何も聞かれないと困っちゃいますし、聞かれずに勝手に出発しちゃうのは怖いです。
そして、目的地へ行くために「この道を通って欲しい!」「急いでいるから高速道路を使ってほしい!」など「行き方」も大切になってくるわけです。
このように、人が行きたい目的地や、好みの行き方は、質問をして聞いてみないとわかりません。
相手にこちらの意見を強制するわけにはいきません。
「答えは相手の中にある」
当たり前のことですが、これがコーチの持っている大切な前提となる考え方の一つです。
コーチングは「行き先」と「行き方」を見つけるスキル
コーチとタクシーの運転手さんには違いがあります。
タクシーであれば
「どちらまで行きますか?」
と聞いて、
「それが、、10年ほどわからないんですよ〜」
と言われることは、酔っ払っていなければ、ほとんどありません。
「目的地が決まったら乗ってください!」だけで済む話です。
しかしコーチの元に来る方は、
「どのような人生を生きたいですか?」
「どのようなキャリアを歩んでいきたいですか?」と聞いても、
9割以上の人が、
「本当に行きたい!」と思っている目的地に気がついていません。
もしくは、諦めてしまっていることもあります。
なのでコーチングでは対話をすることで、
「行きたい!」と思う目的地を見つけ、
一人ひとりが自分らしく挫折しないように目的地へ辿り着けるよう、
「行き先」と「行き方」を見つけていくコミュニケーションのスキルです。
子どもたちの、
心から望んでいる「行き先」や「行き方」
私たち一人ひとりの心から望んでいる
「行き先」や「行き方」が明確になると、毎日がイキイキしてきます。
日本親子コーチング協会では、
大人がコーチングを学べるのはもちろんのこと
世界で初めて、小学生もコーチングを学べる!
というコンセプトでスタートしたんですよ。